7月31日と8月1日に群馬県で開かれた「第19回若年者ものづくり競技大会」で、「グラフィックデザイン」職種の「敢闘賞」に選ばれた。県内からは6職種に8人が出場し、入賞は1人だけ。「驚きとともに、努力してきたことが実を結び、うれしい」と喜びを語る。
大会では、開催地にちなんだ課題が競技期間中に発表され、伝統工芸品「高崎だるま」や観光資源である温泉をPRする広告制作やプレゼンテーションを行った。「制限時間に焦りを感じつつも、中盤からは集中することができた」と振り返る。
エントリーを決意してから約2カ月間、過去問に取り組んでは担当教官に個別指導を受ける日々を重ね、「大変ではあったが楽しかった」と話す。
「大会での経験を糧にデザインの幅を広げ、時代に応じたスキルを身に付けたい」と今後について語る。
【プロフィル】2004年6月、美祢市生まれの20歳。美祢青嶺高から山口芸術短大に進学。現在、芸術表現学科2年生。2024年5月には「第18回山口県広告大賞」で、ポスターが準グランプリに選ばれた。将来の夢は印刷やデザイン関係の会社で働くこと。