2024年7月10日付で山口税務署長に着任した。2015年に同署の総務課長を務め、山口署勤務は2度目。「適正・公平な課税・徴収の実現に加え、税務手続きのデジタル化を推進し、納税者の利便性向上に努める」と抱負を語る。
広島国税局では、資料調査課に配属。年間を通じて行う税務調査とチームワークは「今でも忘れがたい」と振り返る。さらに、審査請求事件を調査・審理する国税不服審判所、国税庁の事務運営の在り方を検討する監督評価官室等さまざまな部署を経験できたことは「自身にとって大きな財産となった」と話す。
今後も「あらゆる税務手続きが税務署に行かずにできる社会」に向けて、納税者サービスのさらなる充実を目指す。
座右の銘は「和を以て貴しとなす」。忌憚のない意見交換ができる職場環境作りにも重点を置く。
【プロフィル】1964年広島県生まれ、宇部市在住。山口税務署総務課長、宇部税務署副署長、広島国税不服審判所審判官、税務大学校広島研修所幹事などを経て、三原税務署長から現職へ。休日は、自宅の草抜きや「ゆっくりウォーキング」をして過ごす。