「お大師まいり」が行われる「秋穂八十八カ所霊場」八十七番札所の幸田大師堂。住民らの思いにより新たによみがえった。
札所の中でも立派な唐破風屋根で、千体地蔵等が安置されている幸田大師堂。近年、老朽化が問題になっていた。3年前、幼い頃にこの場所で遊んだという男性が再建費600万円を寄付。そのことをきっかけにプロジェクトがスタートした。住民の援助とクラウドファンディングで資金を集め、昨年10月から建築・家具職人の重黒木孝治さんによって工事が始まった。
屋根の向拝等は再利用して建てられ、4月28・29日のお大師まいりで披露、5月5日に落慶法要が行われた。
1924年の建立から図らずも100年の節目だったという。