講座「あなたに寄り添う医療保険と年金保険~文化が変わるマイナ保険証と高い年金受給」が、10月27日(日)午後2時から3時半まで山口県セミナーパーク(山口市秋穂二島)で開かれる。山口県労働協会が「働く人のための労働基礎講座」として開催するもの。
今年12月2日以降、現行の健康保険証は新規・再発行されなくなり、マイナンバーカード(マイナ保険証)を基本とする仕組みに移行する。そこで、マイナ保険証の意義と有効性、個人番号の健康保険利用等、今後の医療保険制度について、社会保険労務士の吉国智彦さん(銀座社会保険労務士法人代表社員)が解説。加えて、超高齢化社会を豊かに生きるために、基礎年金・厚生年金から確定拠出年金まで、年金受給額を少しでも高くする方法についても、わかりやすく説明する。
講演後は、聴講者を対象とした「個別労働相談会」もある。講演のテーマに沿った内容を、山口県社会保険労務士会所属の社労士に相談できる。
講演・相談会とも参加は無料だが、事前の申し込みが必要。希望者は、ウェブサイト(https://www.y-roudoukyoukai.jp/)にある専用フォーム、電話、ファクスのいずれかで、住所・氏名・電話番号・個別相談希望の有無を同協会(TEL083-933-3220、FAX083-933-3229)へ伝える。
同会では2016年から年に一度、主に勤労者に関係する労働関係法の基本的な事柄について基礎知識を付けてもらおうと「労働法基礎講座」を開催している。参加者からは「事例紹介もあり、わかりやすかった」「ネットで調べるより実際に話を聞く方が詳しく理解できた」などの声が寄せられている。
「長年、社会保険庁・日本年金機構で年金実務を担当してきた講師が、保険・年金制度について分かりやすく説明する。老後の人生をより豊かに楽しく生きるため、ぜひ参加を」と、同協会は聴講を呼びかけている。