2023年7月、初任地のNHK山口放送局に局長として戻ってきた。初年度は赴任当日に豪雨災害に見舞われ、スタッフの安全と迅速な情報発信に心を砕いたが、2年目を迎え、「リラックスして、生まれた地元で仕事ができていることを日々ありがたく思う。テレビ離れが進む中、当局制作の番組『情報維新!やまぐち』や『Yスぺ!』をご覧いただいていることにも感謝」と話す。
受信料を扱う営業を経て、イベントを担当する事業部門を担当。2003年のテレビ放送50年を記念した企画では、NHKのキャラクターが一堂に会したコンサートを手掛けた。
放送法改正により、2025年10月から、インターネットを通じて放送番組を視聴者に提供する業務が必須となる。「さまざまなメディア機器・端末において、いつもそこにある絶対安定のNHKを目指していきたい」と語る。
【プロフィル】1965年12月、萩市生まれの58歳。岡山大卒業後、1989年にNHK入局。山口放送局を皮切りに、広島、岡山、横浜、さいたま放送局などを経て、30年ぶりの山口勤務。レノファ山口のサポーターで、2024年から「大内文化探訪会」の会員に。