10月24日に「令和6年度山口きらめき財団理事長表彰」(村岡嗣政理事長)が行われ、自身が代表を務める山口市男女共同参画ネットワークが「男女共同参画きらめき賞」を受賞した。ジェンダー(社会的性差)や多様性に関する講座開催、山口市男女共同参画センターとの連携・協力といった長年の功績が認められた。「地道な活動を旨として特別なことをしているわけではないが、発足以来、賞をいただくのは初めて。励みになった」と喜びを語る。
2003年3月に「きらめき21」の名称で発足し、2008年に改名。昨年は、ジェンダー平等に哲学を取り入れた講座の開催や、市民の幸福度(well-being)について読み解く調査研究など、時代に応じた活動を展開している。
「法整備は進みつつあるが、議員の男女比を見ても平等とはいえない社会で活動の継続は必要」と話す。
【プロフィル】1953年11月、下関市生まれ。夫の転勤で岩国、東京、萩、青森で過ごし、1993年に山口市へ。山口市婦人大学講座の受講がきっかけで、男女共同参画推進活動に携わる。2015年からNPO法人山口市男女共同参画ネットワークの代表を務める。