「おひさま、まど、どあ、あほうどり…」と、しりとりことばでくりひろげられていく絵本。文章は書いてありませんが、絵を追っていくと、ストーリーがうかんできます。
おひさまがのぼり、まどをてらすと、ドアがあき、そこから出てきたのはあほうどり。
あほうどりはりんごを見つけ、それをつついてみたところ、ゴリラが出てきてびっくりぎょうてん。
ゴリラが、持っていたラッパをふくと、パイナップルがとび出してきて、二度びっくり。
「るびー、びーだま、まめ、めんどり…」と続き、季節はだんたん冬にむかっていきます。雪も降りだしました。
表紙に描かれたぶたとたぬきときつねとねこは、コートを着て登場し、しろくまの家にやってきました。
中へ入ってみると、部屋にはまくがひいてあり、しろくまがあけると、そこにはクリスマスツリーとケーキが! みんな大喜び。
タイトルを見ただけではわからないクリスマスの絵本。続篇もあり、こちらは秋の年中行事につながっています。あわせてどうぞ。
こぐま社
作:馬場 のぼる
ぶどうの木代表 中村 佳恵