11月3日に2024年秋の叙勲が発表され、地方自治分野で顕著な功績があったとして旭日双光章を受けた。18日には皇居での「拝謁」にも出席。「ありがたい気持ちをお返しできるよう、これからも元気で頑張りたい」と話す。
23年間にわたり、山口市議会議員として地方自治の確立や住民福祉に貢献。2012年に市議会で制定された「山口市ふるさと産業振興条例」も委員長として主導し、活力ある地域経済と市民生活の向上を目指した。
一方で、山口市小郡に拠点を置く不動産・吉南商事の社長として、大手企業の市内誘致にも奔走。官民両方の立場を理解しながら地方活性化に向けた取り組みを行い、議員を退いた現在もその思いは変わらない。
地方人口減少対策として、一次産業の改革や、働く場所の確保、新山口駅近くの農地活用など、方策を示しながら将来を見守る。
【プロフィル】1945年11月山口市嘉川生まれ・在住の79歳。嘉川小、山口大附属山口中、山口高、中央大経済学部卒。1999年に山口市議会議員に当選し、2022年まで23年間務めた。健康の秘訣は、毎朝のラジオ体操と、酢を飲むこと。