神福寺(山口市八幡馬場)で、12月21日(土)午前11時から「十一面観音菩薩奉納記念護摩供養」が開かれる。
同寺の本尊である「木造十一面観音立像」は、国の重要文化財。唐時代後期に中国で製作されたと考えられている、高さ45センチの一木造りの仏像で、通常は公開されていない「秘仏」だ。
そのレプリカを、周南市在住の仏像彫刻師・林敏廣さん(75)と弟子6人が、約1年半かけて制作。同寺へ寄贈した。観音像が納められている厨子(ずし)の前に安置され「お前立(まえだち)本尊」となる。
今回の護摩供養は、そのお披露目として催される。護摩木は1本300円。願い事を書いて、火の入った護摩壇にくべて祈るとご利益があるとされている。また、お参りした人への「お接待」もある。
「レプリカといえども、美しく精緻なつくり。いつでも見られるので、お気軽にお参りを」と同寺。