2月7日(金)から11日(火・祝)まで、阿知須商店街、いぐら造りの街並み、山口県央商工会阿知須支所などの周辺で「阿知須のひなもんまつり」が開かれる。主催は同実行委員会(TEL0836-65-2129)。
「ひなもん」とは、福岡県柳川市のつるし飾り「さげもん」にヒントを得た阿知須地域の手工芸品。同地域に住む藤本慶子さんと緒方勝子さんが、バスツアー「柳川ひな祭り・さげもんめぐり」に参加してその魅力に触れ、2002年に制作を開始した。その後、教室も開講するなど活動の輪が広がり、2005年に同地域での「ひなもんまつり」もスタート。今年で21回目を迎える。個数や形式を決めることなく、赤やピンク色など鮮やかなちりめんや古布を用い、統一感に気を付けつつも自由に制作されているのが特徴だ。
会場となる店舗や民家などの約30カ所に、華やかなひなもんや和紙人形、手芸品、絵手紙といった手作りアート作品約5000点が展示される。駐車場は、道の駅きららあじす、サンパークあじす、いぐらの館などが利用可能で、歴史情緒あふれる街並みの散策も、合わせて楽しめる。時間は、午前9時半から午後3時半まで。
期間中は、野菜や海産物、コーヒーや和洋菓子、サンドイッチ、たい焼き、うどん、おにぎりなど飲食類の販売、キッチンカーの出店などもある。
また、2月9日(日)と11日にはスタンプラリーも実施。台紙は各日50枚、午前11時から山口県央商工会阿知須支所といぐらの館で配布される。会場内の6カ所を巡ってスタンプを集め、同支所に持参すると、先着50人に、「阿知須」と「ひなもん」にちなんだ商品がもらえる。
さらに、イベント期間中の町並みや"出会い"を撮影した「"ひなもんまつり"フォトコンテスト」と、ひなもんや阿知須をテーマに感じたことを詠む「『ひなもん五・七・五』コンテスト」も実施される。どちらも、募集期間は2月7日から14日(金)までなので、イベント訪問時に応募することもできる。応募用紙は、いぐらの館、同支所、中村公民館の3カ所に設置。上位入賞者には、阿知須地域の特産品が贈呈される。