ヒーロー「ちゃりん者(ジャー)」を名乗り、県内を自転車で巡りながら山口の魅力を動画投稿サイトYouTubeで発信している。山口大経済学部教授で文化心理学を専門とし、宗教的な概念などによる国民性や文化の違いを研究している。
研究の題材の一つとしてスーパーヒーローを取り上げたことから、自らも蛍光色のウエアを着てヒーローに“変身”し、360度カメラを使って撮影。山口市内在住歴20年以上の中で出会った欧米目線からの“驚き”を見つけ、市民の日常に垣間見える「日本人の心」を魅力として伝え続けている。観光スタイルもその一つだという。「欧米人はいわれよりも、その国らしさを観て楽しむが、日本人は知名度の高い場所を選び、お守りや御朱印といった印を欲しがる」と行動を分析する。
「機会があれば会社の朝礼なども撮影してみたい」と、興味は尽きない。
【プロフィル】1965年イギリス生まれの59歳。エディンバラ大(スコットランド)日本学科卒業後、岡山大に留学。久留米大大学院でも学び、2003年に山口大経済学部に着任。現在、観光政策学科の教授を務める。趣味は、空手と自転車に乗ること。