山口市とパンプローナ市の姉妹都市締結45周年を記念して、「スペイン美食の旅」を企画した山口スペイン・ナバラ協会の会長。5月11日から11日間でスペイン5都市を「食」をテーマに巡る。
「ワクワクしかない。円安の影響などで少し値段は張るが、またとない特別な機会にしたい」と期待を膨らませる。
フランシスコ・サビエルが大内義隆にキリスト教の布教を許された歴史を縁に1980年2月、山口市とナバラ州の州都パンプローナ市が姉妹都市縁組を締結した。締結15周年を記念して、パンプローナ市内に日本庭園「山口公園」の建設が決まり、現場の監理を担当した。同公園は1997年6月に開園。式典に出席したメンバーらが民間交流を続けようと翌7月に発足したのが同会だ。
「多くの人に参加してもらい、スペインとの交流が50年、100年先も続くように」と話す。
【プロフィル】1963年山口市吉敷生まれ。良城小、鴻南中、山口高から千葉大園芸学部に進学。東京の造園設計コンサルに就職し、家業の多々良造園を手伝うため1990年に帰山。現在、社長を務める。2024年5月に山口スペイン・ナバラ協会会長に就任。