2025年3月17日付で山口警察署長に就任した。「初の署長職に責任の重大さを感じるとともに、やりがいを感じている」と、現在の心境を語る。
1988年に県警に採用。1991年に発生した雲仙・普賢岳の火砕流災害時には、管区機動隊員として支援要請に応えるため出勤。暗闇に流れる溶岩流に「初めて死を覚悟した」と話す。主に刑事畑を歩み、2013年に起きた山口市佐山の強盗殺人事件、周南市金峰の連続殺人・放火事件などの事件指揮にも携わった。2017年から2年間警察庁へ出向し、帰山後は県警刑事部鑑識課長、捜査第一課長、組織犯罪対策課長なども務めた。
今後について「地域住民が安全に暮らし、住みやすい市にするために、犯罪被害防止や交通事故抑止を徹底」と抱負を述べる。
座右の銘は「先入観は可能を不可能にする」。休みの日はジムで筋トレをして体を鍛える。
【プロフィル】1969年6月宇部市生まれ、山口市在住の55歳。宇部商時代はバレーボール部で汗を流し、1988年に県警に採用。2025年3月、県警本部警務部参事官兼警務課長からの異動で現職へ。趣味は筋トレとMLBの試合観戦(大谷翔平応援)。