「第64回江山会(こうざんかい)日本画展」が、4月11日(金)から13日(日)まで、山口市民会館(山口市中央2)で開かれる。時間は午前10時から午後5時(最終日は4時)までで、入場無料。
同会は、「最後の文人画家」とも評された松林桂月の系譜を継ぐ日本画家・金重菱江(りょうこう)(1895~1967)を師に、1954年に結成。日本画を学ぶ会としては、山口県内で最も歴史が古いとされる。現在は、指導者の下で一つの流派を形成するという在り方ではなく、「岩絵の具と和紙を使う」以外の制約は設けずに活動。会員10人は、毎月第1・3月曜に山口市の平川高齢者生きがいセンター「九田の館」に集まり、互いに批評しあいながら、自由に創作活動を楽しんでいる。
会場には、今年3月に令和6年度山口市美展の山口文化協会賞を受けた徳永和代さん作「閑寂」など、メンバーが1年間かけて描き上げた作品約50点が展示される。「個性あふれる多様な作品を楽しんで。興味があれば、ぜひ入会を」と同会の竹本高義事務長。