5月20日(火)に開かれる「大日本プロレス30周年記念山口大会」を前に、前BJW認定世界ストロングヘビー級王者の青木優也選手と、山口市出身の熊川悠司リングアナウンサーが、大会のプロモーションでサンデー山口を訪れた。
青木選手は、昨年10月に神谷英慶選手に敗れるまで、BJW認定世界ストロングヘビー級王座を11回防衛。2023年5月から約1年半にわたりチャンピオンの座に君臨し、同王座の最多防衛記録を打ち立てた。王座陥落後、「今はベルトがなくてもできることにチャレンジし、自分の可能性を広げたい」と今年1月中旬から約1カ月間、自費でドイツに遠征。日本とは異なる盛り上がりの中でシングルス7試合を戦い、多くの経験と課題が得られたという。
熊川さんは、2014年の明治大学進学まで山口市で過ごし、2019年にリングアナウンサーとして同団体に採用された。彼がプロレスを初めて生で観戦したのが、2013年5月に維新百年記念公園で開催された、山口市出身のプロレスラー・大谷晋二郞率いる団体・ゼロワンによる、「いじめ撲滅」をテーマにしたチャリティープロレスだった。自身の体験から、山口の子どもたちに「何度でも立ち上がってくるプロレスラーの不屈の姿を見てほしい」と、2022年に本大会を企画。以来、毎年この時期での開催を続けている。
大会会場はやまぐちリフレッシュパーク(山口市大内長野)で、試合開始は午後6時半。BJW認定世界ストロングヘビー級王者の神谷英慶、同デスマッチヘビー級王者のアキラ、橋本大地(故橋本真也の長男)、関本大介、伊東竜二、関札皓太、星野勘九郎、マッドマン・ポンド、デイル・パトリックスらが出場予定だ。デビュー30周年を迎えたアブドーラ・小林と、今年デビューした浅倉幸史郎と関茂隆真も参戦。「団体の歴史も感じてほしい」と熊川さん。
また、山口市出身の永尾颯樹選手(栃木プロレス所属)は4年連続で、「DROP KICK」(光市)に所属する駿之介選手と翼レフェリーは初出場する。レノファ山口FCともコラボし、会場には同チームマスコットキャラクターの「レノ丸」も来場。スタジアムMCのアイリスさんも特別リングアナを務めるなど、山口ならではの大会となっている。平日夜の開催だが「日常生活の中に、プロレス観戦という非日常をぜひ組み込んで」と2人は呼び掛けている。
前売り券は、最前列6000円、特別リングサイド5000円、自由席3500円で、おおすみ観光(山口市朝田)、やまぐちリフレッシュパーク、コンビニ端末などで購入できる。当日券は各500円高。そして「山口の子どもたちに、プロレスの楽しさを伝えたい」との思いから、小学生以下は無料、中高生は1500円で入場可能に(学生証や身分証の提示が必要)。問い合わせは、大日本プロレス(TEL045-507-1751)へ。
大日本プロレスは、1994年にグレート小鹿らが設立。蛍光灯や有刺鉄線などさまざまな道具を使っても良い「デスマッチ」で人気を集め、今は肉体同士のぶつかり合いで魅せる「ストロング」路線も定着。それぞれに王座を設け、リーグ戦なども開催している。
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