台湾映画「愛で家族に~同性婚への道のり」(2020年)の上映会が、4月27日(日)午後1時半から4時半まで、KDDI維新ホール(山口市小郡令和1)で開かれる。レインボー山口の主催で、入場は無料。
同団体は、性的少数者・LGBTQ+(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クエスチョニング、プラス)への理解を深めてもらおうと活動している。この映画は、3組の同性愛カップルの日常も交えながら、2019年に台湾で同性婚が制度化されるまでの道のりを追ったドキュメンタリーだ。
同会事務局長の鈴木朋絵弁護士は「台湾は家族観も文化も日本に比較的近い。そこで同性同士が結婚する制度ができるに至ったのはなぜか。また、同性カップルたちが一緒に暮らすというだけでは足りない、結婚制度が必要だと感じるだけの『困り感』はどこにあるのか。日本社会にも共通点が多いので、この映画を見て、一緒に考えてほしい」と話している。
上映終了後の3時20分からは、スペシャルトーク「同性婚が日本で法制化されたらどうなる?」。明治大学法学部の鈴木賢教授が、映画に登場した3組のその後も含む台湾における現状を話し、日本における法制化について考察する。聞き手は、支援者を増やす活動を実施している「山口レインボープライド実行委員会」の田中愛生実行委員長。
主催者は、確実に入場できるフォーム(https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe2XPVxeIOnz4j4a2w2MB0c-HaWkNyBBBvmiEibsSQr9V5pgQ/viewform)からの事前申し込みを推奨している。当日の直接参加は先着順となる。