4月、山口大国際総合科学部の学部長に就任する。同大で、海外出身者の学部長は初。「今年卒業した1期生をベースとして、色々な側面を客観視でき、つなぎ役になれるグローバルスペシャリストの育成、いわゆる“器作り”をポリシーとして、『改善』のプロセスに入りたい」と意気込む。
少年の頃の夢はジャーナリスト。16歳からドイツの生まれ育った町で発行される地方紙の記事を書いていた。日本に興味を持ち、大学では日本学科を専攻。「日本の新聞」をテーマに修論を執筆するため、静岡新聞社(静岡県)に5カ月間通い、新聞発行業務に携わった経験もある。「参与観察が好き」とフットワークも軽く、趣味はランニング。
日本好き、山口県好きで妻は山口県出身。年間300回以上納豆を食べるほど日本食も好き。
【プロフィル】 1964(昭和39)年1月ドイツ生まれ、山口市内在住の55歳。ベルリン自由大で修士、トリアー大(独)で博士号取得。東京大で研究員を務め、1993(平成5)年、山口大経済学部講師に着任。2015(平成27)年から新設された国際総合科学部教授。マスメディア論を専門としている。