6月1日(土)、「やまぐち萩往還語り部の会」(秋元昭二会長)が運営する「やまぐち萩往還案内所」が、県道204号線と萩往還の県道62号線が交わる下竪小路の交差点のそばにオープンする。
案内所では、常駐する同会員2人による萩往還の観光案内やガイド(要予約)が受けられるほか、お茶のふるまいで一息ついたり、トイレの利用ができる。当面の間は、土日祝日の午前9時から午後5時まで利用可能。
観光者とともに萩往還を歩きながら歴史や自然を案内する目的で2011年に発足した同会は、これまでJR山口駅2階にある山口観光コンベンション協会内を拠点として、500円ワンコインツアーなどを企画しながら事業を続けてきた。しかし、萩往還により近い場所でのサービス提供が求められていたことから、このたびの開設に至った。
「会発足から10年以内のオープンが目標だった。昨年は広島からのバスツアーなどもあり、年間利用者数は2000人弱。今年は会員が50人を超えた。観光客だけでなく市民への利用促進、グッズ販売、観光シーズンの平日開設なども視野に入れて活動を広げたい」と鈴木克彦事務局長。