日本では2015年まで「グルジア」と呼ばれていたコーカサス山脈の南側に位置する国「ジョージア」は、世界最古のワイン発祥の地。
ジョージアの象徴ともいえる葡萄畑を舞台に同国出身の名匠エルダル・シェンゲラヤ監督が、実体験をもとに風刺とユーモアを込めて描いた映画「葡萄畑に帰ろう」(2017年、ジョージア)が、9月28日(土)に山口県教育会館(山口市大手町2)で山口県内初上映される。時間は、午前10時半、午後2時、7時からの3回。
葡萄畑が広がる故郷に残した母のことはすっかり忘れ、政府の要職で大臣の椅子の座り心地を満喫しているギオルギ。妻を早くに亡くし、上の娘とは少し折り合いは悪いいが、地位も権力もあり、可愛い一人息子と義理の姉と立派な家に暮らして、順風満帆な生活を送っていた。機動隊の暴力から助けた元バイオリニストの女性ドナラとの恋まで手に入れた。しかし、嘘やだまし合いのうずまく政界で、ギオルギは大臣をクビになる。突然の災難に見舞われたギオルギは、久しぶりに故郷の母を訪ねた。
前売り券(電話予約可)は、一般1500円。同館、山口市民会館、YCAMなどで購入できる。当日券は、一般1800円、19歳から25歳まで1000円、18歳以下800円。
問い合わせは、主催の西京シネクラブ(TEL083-928-2688)へ。