毎年9月21日は「世界アルツハイマーデー」として、「国際アルツハイマー病協会(ADI)」と「世界保健機関(WHO)」がこの日を中心に認知症の啓蒙活動を実施。また、9月を「世界アルツハイマー月間」と定めて世界各地で様々な取り組みが行われており、山口県では9月を「認知症予防月間」に定めている。
仁保病院(貞國燿理事長、TEL083-941-5555)は、認知症に対する正しい理解を深めようと、毎年キャンペーンを実施。今年は9月28日(土)午前9時から午後1時まで、道の駅「仁保の郷」(山口市仁保中郷)を会場に「人生100年時代、知ろう認知症!」をテーマにした催しが開催される。
「頭と身体を使った体験型のイベント」をコンセプトに、会場には4ブースが設けられる。
①作業療法部ブースには「年齢・体力テスト」と「運動チャレンジ」が用意。毎年好評の「スクエアステップ」などが体験でき、参加者には運動グッズの「筋トレゴムバンド」と「握力ボール」がプレゼントされる。
運動の後は②栄養部ブースへ。自宅で作れる「簡単スポーツドリンク」レシピの紹介があり、自作および試飲もできる。「食生活チェックシート」「『まごたちわやさしい』食材レシピ」も配布される。
③看護部ブースでは「脳の重さ当てクイズ」や「ティッシュ飛ばしで肺活量チェック」に挑戦できるほか、「口腔ケア、耳下腺マッサージ」方法の紹介カードももらえる。
④相談部ブースでは「認知症を知ろうクイズ」を通して楽しく認知症について学ぶことができる。各ブースには参加スタンプが設置されており、すべてを集めると、「修了証」が進呈される。
同院では「最近は医療の発達により『人生100年時代』が来るといわれている。100歳まで健康に過ごすには、お金と健康がないと楽しくない。お金は何ともならないが、『健康寿命』を伸ばすためのヒントは提供できると思う」と参加を呼び掛けている。