吉敷に生まれ、日本女子大創立など女子教育に一生をささげた成瀬仁蔵は、1919(大正8)年3月に60年の生涯を閉じた。
成瀬仁蔵は、現在「成瀬仁蔵公園」として親しまれる吉敷赤田の地に生まれ、憲章館、県教員養成所を卒業後、小学校校長などを務めた。同郷の澤山保羅に導かれてキリスト教信者となり、梅花女学校教師を経て新潟女学校を創設。渡米して女子教育を研究し、帰国後に日本女子大学校(現・日本女子大)を創設した。1919(大正8)年3月に60歳で亡くなり、今年は没後100年の節目に当たる。
NHK総合で平日午後4時20分から再放送中の朝ドラ「あさが来た」に登場した成澤泉は、成瀬仁蔵がモデル。ヒロインのモデル広岡浅子も成瀬と同年に生涯を閉じている。