70代で俳画をはじめ、自宅をギャラリー仕立てにして人生を楽しむ坂田利明さん(90代男性)に、その魅力を聞きました。
わが家は元々、画家の河村久義氏の家でした。
現役の頃、私は市町の財政再建をはじめ、あちこちの複雑な事態を片付ける仕事に多く携わりました。そんな中、画家松田正平氏や小郡文化資料館にも収蔵多数の彫刻家河内山賢祐氏の作品などとも縁があり、私のもとへ来た芸術家の書簡や作品を自宅に飾っています。
「其中日記」がきっかけで20年前に始めた山頭火の俳画、近年心酔している田上菊舎の俳画など、私も作品制作を楽しんでいます。そして、この家を「モンマルトル鰐石」と名付け、お取り寄せコーヒーでお客様をもてなしながら人生をも楽しんでいます。