昨年11月市文化財指定を解除された、小郡のシンボル「オゴオリザクラ」。接ぎ木による植樹活動が地域で続けられている。
オゴオリザクラは山口市小郡下郷柳井田に自生するヤマザクラの突然変異とみられ、1982年に旧小郡町が天然記念物に指定。新市合併後、2015年の台風被害で伐採され、枯死により昨年11月に指定を解除された。
おごおり地域づくり協議会(国安克行会長)では市町合併前から接ぎ木による増殖活動を続けており、これまで苗木220本を育成。この〝子孫〟に名前を残すため、園芸新品種登録を(公財)日本花の会に申請中だ。オゴオリザクラの名所を作りたいと、公園等に多くを植樹。JR新山口駅整備後には川沿いの桜並木構想も抱きながら、苗木の保護育成に尽力している。