「大内氏館跡」の庭園で収穫した梅で梅干しを作りながら地域の歴史を学ぶ「梅部」。“実のある”活動が3年目に突入した。
史跡大内氏館跡池泉庭園の活用としてNPO法人大路小路まち・ひとづくりネットワークが2017年に「お殿さまのうめぼしづくり」を企画。池泉庭園に植栽されている梅を収穫して梅干しを作り、歴史を学ぶ会だ。
初年度の市の委託事業が実を結び、翌2018年から自主事業として継続。部活動を意味する「梅部」と名称を改め、主に地域住民に参加を呼びかけて、活動は3年目に入った。「これをきっかけに、歴史好きが増えれば」と、同法人の河野智理事。
梅の実を食することで大内氏の歴史文化を発信する種まきをしている。