水分中に含まれるカルシウムとマグネシウムの量で決まる「硬水」と「軟水」。それぞれの特長について、前回に引き続きアド水質分析センターに聞きました。
日本の水は、ほとんどが軟水です。これは、日本の地層にミネラルが少ないことと、国土が狭く、雨水などが地層に接する時間が短いということが要因とされています。
硬水はミネラル成分の補給をはじめ、料理においては肉を柔らかくして臭みをとる効果があるため、肉などの煮込み料理に適しています。また、適度な摂取だと便通が良くなりますが、過度の摂取は下痢などを引き起こしてしまいます。
一方、癖のない軟水は、米や野菜を柔らかくする作用があり、和食や炊飯に適しています。