感染力が非常に強い麻しん(はしか)。感染や罹患時の注意点について、前回に引き続き、県健康増進課に聞きました。
麻しん(はしか)は、空中を浮遊する「麻しんウイルス」を吸い込むことで感染する空気感染が多く、人から人へと容易に感染します。感染力は非常に強く、1人の発症者がいると、12~14人が感染するといわれています。
症状の特徴は高熱、全身の発疹、カタル症状(咳、鼻水など)で、肺炎や中耳炎を合併しやすく、死亡例もあるほど重症度が高い疾患です。
麻しんの疑いがある時は、まず、医療機関に電話連絡し、指示に従い受診してください。また、周囲への感染を防ぐためにもマスクを着用し、公共交通機関の利用は可能な限り避けるようにしましょう。(次回へ続く)