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2023年新年写真コンテスト受賞作品紹介

サンデー山口「2023年新年写真コンテスト」受賞作品

最優秀賞「夜明け」

早朝の暗闇の中、睡魔に負けることなく山を登ることでこの景色を見ることができます。コロナ禍等で大変な時期が続いていますが、乗り越えれば絶対に素敵な景色が待っています。新年が夜明けの1年となりますように。
撮影者:山田光一郎さん(防府市)
撮影日:2022年11月3日
撮影場所:右田ヶ岳(防府市)

優秀賞「どんど焼き」

毎年恒例のどんど焼き。地域の方々のお力添えもあり、木を高く組み合わせ、立派などんど焼きとなりました。
撮影者:林良子さん(宇部市)
撮影日:2022年1月10日
撮影場所:吉部八幡宮(宇部市)

優秀賞「ずっと仲良し」

幼稚園を卒園してもずっと仲よくしているお友達とお花見へ行きました。小学校が違ってもいつまでも友達でいられる関係がすてきだな。
撮影者:伊藤さつきさん(山口市)
撮影日:2022年3月27日
撮影場所:一の坂川(山口市)

優秀賞「流水」

萩市の畳ヶ淵です。六角柱の玄武岩柱状節理で構成される河原を清らかな水が流れています。
撮影者:大庭具史さん(山口市)
撮影日:2022年10月1日
撮影場所:畳ヶ淵(萩市)

佳作「漁船のお正月飾り」

初日の出を写しに行った帰り、船に門松が飾ってありました 漁師さんにとっては船は家と同じなんだなあと…。大漁と安全を祈ります。
撮影者:三戸律子さん(宇部市)
撮影日:2022年1月1日
撮影場所:丸尾漁港(宇部市)

佳作「流鏑馬神事」

桜花の中、射手は馬場にある3つの的を次々と射抜いていきます。迫力満点ですべて射抜くと感動の大拍手が起こります。
撮影者:来栖旬男さん(山口市)
撮影日:2022年4月3日
撮影場所:鷲原八幡宮(島根県津和野町)

佳作「アオハル」

菜の花畑で吹奏楽部の仲間と演奏会のひと時です。
撮影者:村田利子さん(宇部市)
撮影日:2022年5月22日
撮影場所:ときわ公園(宇部市)

佳作「遭遇」

黄昏の周防大橋は赤く染まって美しかった。気づくと、高い位置にいた三日月があっという間に斜張橋の主塔に降りて来た。こんなシャッターチャンスに遭遇するなんて…。胸が高なり急いでシャッターを切った。
撮影者:齋藤暁さん(山口市)
撮影日:2022年6月30日
撮影場所:秋穂二島(山口市)

佳作「里帰りした浮遊人」

都会から里帰りした浮遊人。大きな都会になれたからか、色んな意味で"浮いて"いる彼。何やら雲行きが怪しい彼の人生だが、あまりくよくよせずに近所を浮いて周る。三脚とリモコンを使った合成無し自撮り浮遊写真。
撮影者:船井友彦さん(兵庫県伊丹市)
撮影日:2022年7月25日
撮影場所:玉江浦(萩市)

佳作「冒険」

子供の背丈よりも高く育っているヒマワリの畑はまるで先の見えない迷路のようでした。先が見えないからこそ楽しいのか、出口に向かってどんどん進んでいく様子を写した1枚です。
撮影者:前田篤司さん(山口市)
撮影日:2022年7月30日
撮影場所:花の海(山陽小野田市)

佳作「特使 卯さん」

自宅の庭で撮りました。空を見上げた時、<うさぎ>に見えて、来年の干支は「うさぎ」と思いながら撮りました。※白黒で撮影
撮影者:中原正夫さん(山口市)
撮影日:2022年9月12日
撮影場所:山口市内

佳作「にらみ合い」

鰐鳴八幡宮の秋祭りの一コマです。3年振りの神楽舞も行われました。獅子舞の姿勢、対峙する赤い服の子供は、大変迫力がありました。姿勢を低くして懸命に撮影しました。
撮影者:内山和則さん(周南市)
撮影日:2022年10月30日
撮影場所:鰐鳴八幡宮(山口市)

佳作「極彩色」

帰り際に差し込んできた太陽の光によって、演出された紅葉の輝く彩りと水面への写り込みとの色彩の豊かさに圧巻です。
撮影者:谷岡二郎さん(山口市)
撮影日:2022年11月10日
撮影場所:長門峡(山口市)

佳作「ホワイトクリスマス」

大雪になりました。この年最大のプレゼントでした。寒さ忘れて撮りました。
撮影者:飯田りえ子さん(宇部市)
撮影日:2021年12月26日
撮影場所:島根県津和野町

「2023年新年写真コンテスト」講評 審査委員長 倉田研治

[総評]

 今回も応募作品数は過去最多を更新して、新年の幕開けにふさわしいバラエティ豊かな作品が数多く寄せられた。山口ゆめ回廊(山口県央連携都市圏域)が対象エリアであり、山口市、宇部市、萩市、防府市、美祢市、山陽小野田市、島根県津和野町から様々なロケーションを題材とした作品が応募された。身のまわりでの発見、旅先など特別な時間を捉えたものなど、コロナ対策による制約のある中でも、写真表現を楽しんでいる様子が作品を通じて伝わってきた。また、県外からの応募増加がみられ、山口への往来が回復してきたことも見受けられた。世代を問わず、それぞれの視点で出会った出来事へ丁寧に向き合う姿勢が感じられるコンテストとなった。
 当コンテストの入賞・入選・佳作作品は、紙面とWebを通じて地域情報と合わせて読者に届けられている。紙面掲載のタイミングが、その季節の出来事や行事などの場合もある。楽しみ方のひとつとして、気に留めてみてほしい。
 行動範囲は社会の状況や個人により異なるが、これからもカメラやスマホを持って身近な暮らしや地域にまなざしを向けてみてほしい。写真を通じて、日々の生活がいつもより豊かな気持ちで楽しめることを期待している。

[最優秀賞]

 「夜明け」は、山頂での夜明けの瞬間を捉え、期待感や達成感など前向きな気持ちが伝わってくる。空のグラデーション、海面、街の様子、山頂の人たち、いくつもの要素が整理された構図に収められている。新年を迎えるにもふさわしい秀逸な作品である。

[優秀賞]

 「どんど焼き」は、どっしりとした土台に炎が燃え盛る様子を、大胆かつバランス良く捉えている。周囲の子どもたちの様子が、臨場感をさらに創出している。地域の行事から、静と動が織りなす瞬間を捉えた優れた作品である。
 「ずっと仲良し」は、子どもたちの様子が微笑ましく切り取られている。思い思いに座る子どもたちを、奥行きのある構図に収めている。子どもたちの関係性や距離感を、丁寧に捉えた仕上りである。
 「流水」は、風景をモノクロームの表現により構成した、重厚な仕上りである。露光時間を長くすることにより、水の流れに動的な表情を与えている。岩肌の質感も、全体をきめ細かく捉えている。光の状況をよく観察してあり、美しい色調や質感を楽しめる作品である。
2023年1月1日



※過去の受賞作品は、こちらをご覧ください。

※各作品の著作権は撮影者に帰属し、所有権・使用権は株式会社サンデー山口に帰属します。

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